謎解きのある日常。

謎解いてる合間に人生

【感想】SCRAP出版「5分間リアル脱出ゲームR」のレビューその1(1-5)


おはこんばちは。緋色です(๑´ㅂ`๑)

今日は謎解きはしごでバタバタしちゃうので、
とりあえず昨日発売の「リアル脱出ゲームR」のレビューを1-5までしていきたいと思います。

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本当はすべて一気にやりたかったんですけど、ちょっとボリューム過多になっちゃうので、
今回は分けて書いていくことにしました。
…そのかわりと言ってはなんですか、ネタバレなしの範囲で、そこそこ詳しくお話したいと思います〜。

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まず全体感からみていきます。

一言で言えば、今回もめちゃめちゃよくできていて最高でした。かなり面白い作品に仕上がっており、謎解き好きは必見。コスパも最強なので、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。

ただ、前作1のときよりもストーリーに関してはちょっと弱いというか、物語性の薄いものが多く感じました。5分で(5分以上かかるけど)起承転結をつけようと思ったら、かなり題材は限られてくるし、この短い期間で1と差別化しようとするとかなり困難なのは分かりますが、1で感じたまるでショートショートを読んでいるようなワクワク感はあまり感じることができませんでした。

しかし、謎自体に関しては確実に2の方がレベルアップしているように思います。はじめにの部分で、公式が「コーヒーでも飲んでゆっくり解いて下さい」と言っている通り、じっくり考える問題も混ざっているように思いました。


本当に1題5分以上かかって当然なので、ぜひ腰を落ち着けてやっていきましょうね。


…そして本書の中で私が感じた1と2の1番大きな違いは、テンションゲージの持っていき方です。
1ではスタート付近ががかなり面白い作りになっており、導入部分に引き込まれる魅力がありました。またラストの10のストーリーがかなり良くできていたと思うので、個人的にはそちらがテンションマックスポイントで、大謎はおまけ的な感じのあっさり感があったと思います。

2では導入部がかなり易し目で、個人的にはローテンションでしたが、6あたりからストーリーを含めてグイグイ面白くなっていく勢いを感じました。大謎もなかなか凝っていたので、読後の爽快感からいくと1を上回っていると感じました。

総合力からいくと互角の戦いといった感じなので、どちらもぜひ購入していただきたいと思います、おススメ!

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ここからは詳細を見ていきます。

1.ある謎解き本からの脱出
1にこのストーリーあったような気がするという既視感を感じる1作。
星新一が異端児なだけで、やっぱり5分で起承転結をつけようとするとネタが限られるよな〜と思いました。しかし謎自体に関しては、非常に面白い取り組みがなされていて、とても良かったです。

2.不思議な子供部屋からの脱出
な、なんだこりゃ!みたいな驚きがありました。まるでルームを探索しているような面白さ。ストーリーはオマケですが、謎に関してのインパクトはすごいです。めちゃめちゃこのみ。楽しかった〜。

3.秘宝眠る島からの脱出
勝手に古代文字形と呼んでますが、こちらも工夫を凝らしてて面白かったです。新しい。
まぁストーリーをもっと作り込んで欲しい気がしなくもないですが。。。

4.あるバースデーレターからの脱出
これはすごい。めちゃめちゃ名作だと思います。とにかくやっていただければ分かりますが、あー、よくできる〜となるはずです。
メタときも可能ですが、グッと抑えつつ指示に従って順番にやっていきましょうね。その先には感動が待ってますので。

5.ある白昼夢からの脱出
ザ・5分間脱出ゲームのような作品。他が個性を出してきている中、なかなかオーソドックスなものを出してきたなという感じです。こちらもストーリーはオマケ。は、貼るもの…?という感じです笑

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さて、今日はここまで。

監視員と魔法図書館に行って来まーす。